一発勝負が多いあなたに!失敗写真を0にする「イチから学ぶEV」

多くの人は撮影を始めていくと
マニュアル撮影を覚えたものの
全てを感覚で露出合わせしてしまうため
 
「白飛び」「黒潰れ」写真を量産させてしまう!
 
という失敗をよく耳にします。
 
ここで明るさも感覚だけでなく
 
「定量的」かつ「簡単に」
 
図ることができる方法を
今から解説していこうと思います。
 
光を読む力を身につけるには
「EV」というものを覚え
なくてはなりません。
 
EVとはエクスポージャーバリューの略で
「明るさの値」を示すものです。
 
ここがどのくらい明るいか?
を知るための一つの指標になります。
 
気温は「℃」で表されますよね。
それと同じように明るさにも
EVという単位があります。
 
なぜEVを覚えることを
私がお勧めするかというと
 
 
 
例えば、外の気温が3℃だと
知ってもそれが体感として
どのくらいの冷たさや暖かさ
なのかがわかっていないと…
シャツにカーディガンのみで外に出て
 
「うわっ!寒っ!!」となるわけです。
 
写真でいうと7EVが
 どのくらいの明るさか
わかっていないと
とりあえず撮影してみて、
 
「うわっ!真っ暗!」
 
となるわけです。
 
そんな経験はありませんか?
 
それ防ぐために明るさの値も
定量的に覚えることが必要になります。
 
下がEVの目安になります。

 

EVの目安

EV 状況
EV15    快晴
EV14    晴天
EV13 うす曇り
EV12 曇り、日陰
EV11 雨天、暗い曇り
EV10 ナイター
EV9 明るい舞台、スポットライト
EV8 夕暮れ、体育館
EV7 夜の室内、蛍光灯
EV6 夜の室内、電球
EV5 夜景

カメラで明るさを補正

カメラ内で明るさを補正することを
 
「1EVプラスする」
 
「1EVマイナスする」
 
と言います。
 
「1EVプラスする」=「光の量を2倍明るくする」
 
と言うことになります。
 
※おそらく2倍と言う感覚は薄いかもしれません。
 
逆に「1EVマイナスする」=「光の明るさを1/2(半分)にする」
 
と言うことになります。

ここからが本題です!

ではEVの目安を覚え
 
 
「ここの部屋は7EVくらいかな?」
 
とわかるようになってきたら
次は具体的にどのように
設定していけばよいかを
お話していきます。
 
 
その手順として
「絞り」「シャッタースピード」
EVの関係について解説していきます。
 
基本的にカメラは1/3EV
ごとに補正ができます。
(機種によっては中間が無く1EVごとの場合もあります)
 
 

F値とEVの関係性

 

F値 [小さい] ↔ 光[多い]

 F値[大きい] ↔ 光[少ない]

 

 

 

F値は元のF値から約×1.4倍すると

-1EVとなります。

 

つまりF2.8をー1EVしたい場合は

F2.8×1.4=F4.0(3.92)

となります。

 

「F値ってなんて半端な数字なんだ!」

 

と思う方も多いかと思いますが

今回は割愛します (笑)

  

 

 

 

 

下の表のように

変動していきます。

赤文字から赤文字

-1EV変動します・

 

2.8→3.2→3.5→4.0

4.5→5.0→5.6

→6.3→7.1→8.0

→9.0→10→11 

 

 

 

 

つまり「F5.6で撮影し+2EV明るくしたいな~」

と思ったらダイヤルを6回まわし、(1/3ステップの場合)

F2.8に設定しましょう。

 
つまり
何故みんながF2.8の望遠レンズなどを
買うかというと
 
「F5.6より4倍光を取り込む能力があるから」
と言うことになります。

シャッタースピードとEVの関係性

 

シャッタースピード [長い] ↔ 光[多い]

 シャッタースピード[短い] ↔ 光[少ない]

 

 

 

シャッタースピードの基準は1秒。

この「1秒」を基準に、1EVずつ明るくするとして「2秒」と時間を長くします。

逆に、1EVずつ暗くするなら1/2秒と短くしていきます。

 

 

下記の表は-1/3EV刻みですので、

赤文字から赤文字-1EVずつ変動

ということになります。

      

 

 

1/30→1/40→1/50→1/60

1/80→1/100→1/125

→1/160→1/200→1/250

→1/320→1/400→1/500 

 

 

 

 

カメラの設定画面ではシャッタースピードの分数で表示していません

 

例えば、1/125秒ならカメラの画面ではただ「125」と表示されます。

 

しかし1秒以上だと「”」が付きます。

 

「1”」、10秒なら「10”」といった感じです。

 

ISO感度とEVの関係性

 

ISO感度 [高い] ↔ 光[多い]

ISO感度[低い] ↔ 光[少ない]

 

 

 

ISO感度は単純で

「100を基準に2倍で+1EV」です。

 

下記の表は-1/3EV刻みですので、

赤文字から赤文字+1EVずつ変動

ということになります。

      

 

100→125→160→200

250→320→400

→500→640→800

→1000→1250→1600 

 

 

 
私はよく写真を撮って
 「あ?2EV明るいな!」と感じたら、
3回まわして1EV変化するため
カメラの設定を見ずに、
F値、シャッタースピード、ISOのいずれかのダイヤルを
(3×2=)6回 回します。
 
 
機種によっては1/3ずつではない場合もあります。
 
 
例)ISO100→200→400→800→1600→3200→6400
※エントリーモデルのD3200やEOSkissなどは上記のような形式だったかと思います。

 

では実践!…その前に!

 
EVの補正の仕方はわかったかと思います。
 
しかしまだこの段階では、
ここは暗い室内だから7EVだ!
とわかっていても
 
「7EVだとどのくらいの設定が適正かわからない」
 
と言う状態に陥ることでしょう。
 
そこで使う式があります。
 

EV=Av + Tv

 

式を見て反射的にページを閉じよう
と思った数学が苦手な方!!
安心してください
 
これからわかりやすく解説します!
学生時代数学が赤点ぎりぎりな
私でも理解できたので大丈夫です!
 
 

Avってなに?

Av F値

Av0

F1.0

Av1

F1.4

Av2

F2.0
Av3   F2.8
Av4   F4
Av5   F5.6
Av6     F8
Av7   F11
Av8   F16
 
絞りをAvと言う単位で数値化したものです。
絞りがF1.0をAV0としてF1.4=Av1…
と置き換えていきます。

※Av6からF8になるので注意しましょう!

 

 


TVってなに?

Tv F値

Tv-1

2秒

Tv0

1秒

Tv1

   1/2秒
Tv2 1/4秒
Tv3 1/8秒
Tv4 1/15秒
Tv5 1/30秒
Tv6 1/60秒
Tv7 1/125秒
Tv8 1/125秒
Tv9 1/500秒
Tv10 1/1000秒
Tv11 1/2000秒
 
同じく、シャッタースピードを
Tvと言う単位で数値化したものです。
1秒をTv0として1/2秒=Tv1…
として置き換えていきます。

※Avと違ってTvにはマイナスの値があります。


AvとTvの数値の求め方は
理解できたでしょうか?
 
とはいえ、この説明を一度見ただけで
覚える事はできないかもしれません。
 
こちらの表を2~3日寝る前に
ながら実践していけば、
きっと覚えることでしょう。
 
ここで実践でどのように露出を求めるかを
具体例を出してお話していきます

具体例

 

【撮影状況】
・晴れの屋外であった。
・絞りはF2.8で撮影したい。
 
晴れの屋外なので大体
EV14あると推測できる。
 
絞りはF2.8なのでAv=3
 
(EV)14=(Av)3+Tv  となります。
 
したがって、
Tv=(EV)14-(Av)3
Tv=11
 
Tv11と言うことは
シャッタースピードは1/2000秒と言うことになります。
 
したがって晴れの屋外でF2.8で撮影するには
「ISO100  F2.8 SS1/2000」 
が適正露出の目安となります。

 

ここで、
 
「暗い場所でISO感度を上げるときはどうしたらいいの?
 
という疑問が浮かぶかもしれません。
 
 
これまでの撮影は
 
全てISO100場合
 
の説明でした。
 
しかし、ISO100以外の場合でも超簡単です。
 
なぜなら
もとのEVに足すだけだからです。
 
 
つまり
F2.8 SS1/500 
で撮影したいが室内で薄暗い場合(EV8)。
 
(EV)8=(Av)3+(Tv)9
 
となります。
 
すると
 
8=12 となり式にミスマッチがおきます。
 
このままでは
差の4EV分暗くなってしまいます。
 
そこでISOを4EV分上げます。
 
100→200→400→800→1600
 
なのでISO1600となります。
 
つまり、
F2.8 SS1/500 ISO1600
で適正露出となります。
 

<まとめ>

 

今回は実にややこしく感じたかもしれません。

しかし、少し整理してみると
 
「あれ?簡単で超便利じゃん!」
 
となる方が多いと思います。
 
外見が数学っぽいから敬遠
としがちですが、
実際は案外簡単です。
 
このように何となく難しいな~
と思っているものは、
 
実際には自分の頭の中で
難しく考えているだけという
ことがほとんどな気がします。
 
 
またEVに関しては
デジタル写真になったから覚える必要ないよ!
とお考えの人もいることでしょう。
 
確かに絶対必要と言うわけではありません。
 
しかし、その場で適正露出が
はじき出せることには一切の
デメリットはありません。
 
多大なメリットしかないのです!
 
1度読んで理解できない場合は
何度かこの記事を読みかえしてみたり、
寝る前にAv表 Tv表を見たり。
 
そんなわずかなことで
失敗してしまったあの写真が
なくなることでしょう。
 
皆さんもこれを気にEVを
勉強してみてはいかがでしょうか?
 
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